Google Groups vs. Spreadsheets

なんだかんだとGoogleのサービスは割とよく使っている。メインのメールアドレスもGmailだし、ケータイからもよくGoogleローカルで検索するし、Docs & Spreadsheetsであれこれ情報管理している。
そこで、Google Groupsを使ってみたら便利かなー、と思い、試してみたら、意外な結果に!
なんと、当然出来るだろうと思っていたDocs & Spreadsheetsとの連携が出来ない!リンクを張ればいいのだろうけど、そういうことではなくて、もっとGoogle Groups内で完結してる感じで使いたかったのだ。
ちなみにマイマップとも連携できない。(リンクを張るしかない)
リンクを張る方法がなぜダメかと言えば、そうしないと、Groupsと、Docs & Spreadsheetsまたはマイマップで二重にユーザー管理をする必要が出てくるからだ。
これについてちょっとウェブを検索(もちろんGoogleで!)してみたら、こんな言葉が出てきた。質問に答えているのは、グーグルのGroups担当エンジニアリング・マネジャー(2007/1/30当時)、アンドリュー・ザエスケ氏である。

――グーグルでは、「Google Docs & Spreadsheets」を通じて、ワープロ表計算スプレッドシート)の機能をオンラインで提供しているが、それらの機能を、Groupsに組み込む計画はないのか。

 私個人としては、それらの機能がGroupsに融合されれば、実にすばらしいサービスが出来上がると考えている。ただし、その点についての具体的な言及は、現時点では避けたい。
 ともあれ、Groupsは、ユーザー同士のコラボレーション(協業)を活性化させる数多くの機能を有しているが、Google Docs & Spreadsheetsが実現するコラボレーション機能は、それらとは若干異質なものだ。われわれは、そうした機能をどう融合させるのが適切なのかについて、常に検討を重ねている。

http://www.computerworld.jp/topics/google/57109.html

あのー、ザエスケさん、おっしゃっている意味が全然理解できないのですが。これは技術的に困難であることをごまかしているのだろうか。それとも、何か別の問題が発生しうるということなのだろうか。
上記記事から10ヶ月経とうとしているので、これからすぐに実現することは期待できなさそう。
でもこれを実現してくれないと、自社内のサービスを横断できない状態なわけで、その状態で「"Social" がキーワードです。」とか言われても納得いかない。

融合方法の一案

われわれは、そうした機能をどう融合させるのが適切なのかについて、常に検討を重ねている。

この融合方法についての案を考えてみる。

  • Groupsのページから作成したドキュメントは、所有者がそのグループそのものになり、グループの参加者が共有者になる。
  • ドキュメントの公開設定は、グループの公開設定に依存する。
  • グループのメンバーが増減したら、グループが保持しているドキュメントの共有者も合わせて増減する。

こんな感じならそれほど新しく機能を追加しなくても実現は可能になるように思うのだが。
他にもいろいろ方法があるような気がするのだけど、世界的な英知の結集であるGoogleの頭脳を持ってしても、そういうことの実現には半年以上もかかることなのだろうか。