ATOK 2009

ATOK 2009 Premiumを購入しました。去年ATOK 2008 Premiumをを購入してたのでバージョンアップでした。
2008で満足していたのに今回のバージョンアップを購入したのは、英語入力モードでも予測変換が出来る用になったという機能を知ったからです。また、それに伴い、ロングマン英英辞典、英和辞典も追加されたシステムもあるみたいで。今回購入したPremium版にはその辞書も付いているので、これも試してみました。

英語入力モード

さて、英語入力モードへ切り替える方法だが、今までは「半角/全角」キーでIMのon/offを切り替えていた。しかし、ATOKで英語推測入力をサポートしてもらうためにはIMを切ってしまうとだめなので、CapsLockキー(英数)で切り替える必要がある(これはATOK2009の新機能)。つまりこれは常にIMをonにしたまま英語入力ができるための仕組みなのだが、この新技術の恩恵を受けるためにここは慣れてみるしかない。
ということで、練習がてら、ATOK 2009の添付冊子を写経してみた。

P.4
英語入力支援 New!
英語を入力するときに便利な機能を追加しました。
●簡単に英語入力モードに切り替え
CapsLockキーで英語入力モードに切り替えられるようになりました。英語入力モードになると、自動的に推測候補モードになり、推測候補やスペルチェック機能が表示されます。

P.40
英語の意味を調べる
1.CapsLockキーを押すか、ATOKパレットの[あ]をクリックして表示されるメニューから[半角英字]または[全角英字]を選択して、アルファベットを入力するモードに切り替えます。
ローマ字入力の場合は、[Shift]キーを押したまま文字キーを押すと、アルファベットを入力するモードに切り替わります。
2.調べたい単語を入力します。
未確定の状態でアルファベットが入力されます。
3.[End]キーを押します。
電子辞典の内容が表示されます。

こんな感じで、何度か英語と日本語入力の行き来をしてみた。すると、人間、やればできるもので、2,3分で問題なく切り替えられるようになった。しかも[半角/全角]キーよりも[CapsLock]キーはホームポジションに近いので、どちらかといえばこの方が便利。
[A]とタイプすると、予測候補に"ATOK"と出てくるようになった。こんな感じで入力すればするほど自分の使い方にフィットしてきて便利になる予定。

しかし!

なんとも残念なことがわかった。
プログラマである自分の場合、各種IDEを使う必要があるのですが、今回のATOKの英語入力支援機能は、上記の通り、結局IMがonになっているときにしか使えなく、Enterキーを押すまで確定しない。つまりこのATOK 2009方式の英語入力では、IDEの入力補完機能などのインテリジェンス機能はある文字列を確定するまで使用できない。
たとえば、"String"という文字列を入れたい場合、だいたい"Str"あたりまで一気に入力したら、それまで一度も入力していなくても、文脈を判断し大抵第一入力候補として"String"が出てくるのだが、。この流れにATOKの機能はうまく融合してくれないのだ。
今回のATOK 2009の新機能の話を聞いたときに、こういうIDEのインテリジェンス機能との融合がうまくできたらかなり便利になるのではないのか?と思っていたのだが、非常に残念な結果となってしまった。
まぁ、普通のこういうblogを書くときには便利だから、それで良しとするべきか。

結論

とはいえ、ATOKの推測候補とかはかなり便利なので、もうこういう機能を持たないPCでは入力作業をしたくない。毎日の定型メールとかは書く時間が半分以下になった気がするし、文字入力のストレスが8割くらいはなくなっているので、PCを生業としておりATOKを持っていない人がいたら購入を検討すべきだと思います。

ATOK 2009 for Windows [プレミアム] 通常版

ATOK 2009 for Windows [プレミアム] 通常版

もし可能なら2010年版では、IDEのインテリジェンス機能との融合をはかれる仕組みを実現して欲しい。