Adobe Digital Editions
PDFを管理するの良いツールはないかと探してみました。そこで見つけたのが、Adobe Digital Editions。
Adobe Labsで公開されていたあと、1年半ほど前に1.0がリリースされていたようだが、現在のバージョンは1.7。
無料のアプリなのだが、結構良くできているので、結論から言うと当面はこれを使い込んでみようと思っています。
充実のビューア機能
アプリケーションはiTunesやpicasa的なインターフェイスであり、これらのアプリを使ったことがあるのなら特に説明されなくても使いこなせると思います。
ライブラリ画面では、左側にリスト(ブックシェルフと呼ぶ)、右側に一覧情報が表示され、それをクリックすると、ビューア状態になります。
一覧表示時にはリスト表示だけでなく、1ページ目の表紙をずらっと並べて見ることも出来るので、タイトルが分からなくなっても開くべきファイルを見つけやすいです。
しおり機能も使えるので、PDFをあとから開いたときのために自由にしおりを作成しておくことができます。いくつかのPDFを行ったり来たりしていると気づくのだが、PDFを開いたときに、前回開いていたページが開く。Adobe Reader単体では出来ないので、これはうれしい機能。
その他の機能
またDigital EditionsはeBooksの購入にも対応できているようです。Adobe.comの中にもかなりの量のサンプルファイルがアップされているので、購入体験も出来ます。、
iTunes Storeほどアプリと一体化はしていないのだが、ウェブのリンクをダブルクリックすると無料ファイルならダウンロードして読むことが出来ました。
改善要望点(2009-02-23 更新)
使っていて微妙だな、と思うところをリストアップしておきます。
- ファイル名の問題
PDFの内部でタイトルが設定されていると、無条件でそれが表示されますが、設定されていないファイルはOS上でのPDFファイル名が使用されます。後者の場合はOS上でファイル名を変更することで、Digital Editions上の名前を変えることが出来るのですが、問題は前者のファイルで、PDFファイル内部で指定されていると変更できないのです。
今後のバージョンでは、これをDigital Editions上だけの名前として、自分で管理できるようにして欲しいです。
- 文字列のコピーができない
PDFのテキストを選択して、それをクリップボードにコピーすることができない。
使い方によっては致命的。
- 別のPDFリーダーで開けない
別のPDFリーダーで開くためのインターフェイスが用意されていません。
せめて、「ファイルの場所をエクスプローラで開く」くらいのことは出来て欲しい。
これを使って出来ること
で、このアプリを使って何をしているのかというと、何年も前から言われ続けていたペーパーレス化作業の一環。各種紙データのデジタル化を個人的にはじめようと考えているのです。
仕事のときに気づいたことなどを個人用知識ベースとしてPDFドキュメント化していたりするのですが、そのPDFがいくつかのファイルに分かれているので、それを横断して見てみたい、というときにこのようなアプリが必要になるのです。
また、最近ではソフトウェアやPC周辺機器だけでなく家電でも取扱説明書類がネットでPDFの状態で公開されている。これをダウンロードしてデータでまとめて持っておけば、それだけで、紙媒体の説明書は破棄できるわけです。
その流れで、ちょっとした紙のデータも出来るだけデジタル化しようと考えていて、近いうちにScanSnapを買いそうなんですが。。
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最後に
ところで、Adobe CS4ってヘルプがオンラインになるんですよね。
それをPDFでローカルに置いておいたり出来なさそうなのがちょっと懸念点。
まぁ、何らかのツールでPDFに書き出せば良いのですが。そういうときに使えるのが「いきなりPDF」。Professional2のときに買っているのですがホント便利な割に安かったので、PDF書き出しソフトを持っていない人にはお薦め!
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