Flash CS3でAIRをやってみる

Adobeの新技術AIRは前からずーーっと気になっていたのですが、今日ちょっとした時間と目的が出来たので、最初の一歩をトライしてみることにした。

しかし、ブックマークしていたいろんなサイトを見てみると、Flexがどうのこうのとか書かれている。FlashからでもAIRアプリを作れるんじゃないのか?と思って調べたが埒があかないので、英語ドキュメントをちらりと見てみたら、簡単だったので手順だけメモしておく。

インストール#1

まず、下記のサイトからAIR SDKをダウンロードしてインストールします。(もしかしたら後述するFlashのアップデートだけインストールすれば十分かもしれませんが、一応インストールしておいて損は無いかと思う。)

上記サイトを見てみると、このSDKには「Command line Adobe AIR Debug Launcher (ADL)」「Command-line Adobe AIR Developer Tool (ADT)」というのが含まれているようなので、これだけでコンパイルとか出来るはずです。
でも今オレがやりたいのはFlashからAIRを作ること!このコマンドラインツールには目もくれず、次のステップへ向かいます。

インストール#2

上記サイトから「Adobe AIR update Beta 1 for Flash CS3 Professional」をダウンロードしてインストールします。
これでインストール作業は完了。

プロジェクト作成

Flashを立ち上げると新規作成のメニューに「Flash File (Adobe AIR)」という項目が追加されているのでそれを作ります。
適当な名前を付け、適当なswfをパブリッシュしておきます。
Flashから作成するAIRアプリにはswfが必要なのです。

AIRアプリを起動

普通のFlashと同様に"Ctrl+Enter"を押すと、AIRアプリが作られ、起動します。
同様にデバッグモードでの実行も"Ctrl+Shift+Enter"で行います。

AIRアプリをパッケージ!

AIRアプリのセットのことをパッケージ(Package)と呼びます。
書き出す前に設定を行います。「コマンド」メニューの中にある「AIR - Application and Package Settings」を選びます。
そんなに設定できる項目はないのですが、大体どういうことが設定できるかが眺めていると分かります。アプリの名前、バージョン、ウィンドウスタイル、アイコン、書き出しフォルダ、含めるファイル、というところですね。確認したり設定したら[OK]ボタンを押して閉じます。
「コマンド」メニューの中にある「AIR - Package AIR File」を選ぶとパッケージがスタートし、完了すると "AIR file has been created."というダイアログが出ます。

AIRファイルパッケージから起動

では、出来たアプリを起動してみましょう。アプリはHOGE.airというような名前で出来ています。
これをダブルクリックすると、、、なんとインストーラが起動します!airというのはアプリを含むパッケージで、すでに配布できる状態になっているのですね。多分。
インストール先を見てみるとそこに.exeファイルや、.swf、.icoファイルがあることが分かります。
その.exeファイルをダブルクリックすると無事起動できました。

関連書籍

まだ発売されていないみたいですが、Adobe AIRのムックが出るようですね。

Adobe AIR完全解説 (アスキームック)

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こういうのはちょっとした空き時間に読みたくなるから、発売されたチェックしてみよう。