iStockphotoの面白さ

ちょっと前に知り合いから教えてもらっていた、iStockphoto という素材販売サイトを改めて見てみたら、なかなか面白い仕組みになっている。
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まず、ここで販売されているのは、写真だけではなく、ムービーやFlash(swfだけではなくflaファイルも)などもあるのだが、1点が$1程度から売っていて、その安さと、iTune Music Store的に "Free Image Of The Week" なるものがあったりして割と手を出しやすくなっている。
で、これらの素材をアップしているのは一般の人(要登録)なのだが、まずザッと素材を見てみても、flickrなどと違い、総じてクォリティがかなり高いことが分かる。その秘密は、徹底したクォリティ審査にあるのだが、それをちょっと紹介してみたい。
簡単な登録を済ませた後、アップロードしたいと思ったら、まず著作権などに関したかなりの分量の文章に目を通す必要があり、そのあとに選択形式のクイズがあるのだ。
これがなかなか難しくて、ちょっとやってみたのだが、きちんと問題文を読まなかったせいで、クリアできなかった。そこまで逼迫してアップしたいわけでもないので、自分はここで挫折した。
しかし、本当のクォリティ審査はそのあとにあって、3点のサンプルをアップさせられる。それを審査してもらい通過しなければアップできず、また、審査に通ったからといって何でもアップして良いわけではなく、全ての作品が審査される。
その審査が非常に厳しいらしく、著作権的にまずいというレベルはもちろん、画質などに関してもプロフェッショナルのレベルを求めてくるのだ。
そこまで難しくしたら、どうなるのか?というと、それは写真家たちのやる気、審査して評価してもらうことのうれしさにつながっている。
しかもアップできたら、誰かが買ってくれるかもしれなく、それは収益になるし、また、ユーザー同士のネットワークがSNS的につながるし、このWEBサービスはなんか気持ちいい感じがします。
おそらく、2chYouTubeの対極にある面白さですね。
そしてそれは、WEB2.0オープンソースという感覚に慣れない人もきっと理解してもらえる面白さ。
ここに次の何かがあると思いました。
参考URL:
http://www.kosa-ca.com/cgi-bin/mt/archives/2006/07/istockphoto_1.html
http://gnome24.com/weblog/gnome24/archives/photo/istockphoto/index.html