SparkProject勉強会#7

Spark project勉強会、今回も参加してきました。
記録用のメモをざっくりとまとめてアップしてきます。

最新情報 by Adobe 西村さん

the edge newsletterAdobe Developer Connectionなどの担当もされているとのことで、日本での事例の紹介を増やしたいとおっしゃっていました。Flashプロマネが来たときに、Flash CS4つかった上で、リクエストあれば言って欲しい。等々。
わたしたちが届けたいコト」というプロモーションサイトも始めたらしい。このサイト内にあるAdobeTV的なチュートリアルは良い感じです。

Spark近況 by yossyさん

「MAX2009でSparkしたよ!(詳細はこちら)」という話から、怒濤の発表。
4月25日〜28日にFITC Tronto 2008があるよ、という話で、なんとShawnさんのご厚意で入場料が無料になるらしい!申し込みは3/1まで、ということなのですが、詳細はこちら。SparkProjectもセッションするらしいですよ。
FLARToolkitの話。もともとARToolkitGPLだったらしいのですが、交渉の結果FLARToolkitに有料ライセンスが出来て、商用サイトでも使いやすくなったらしい。こういうライセンスの話は重要ですよね。
で、恒例の今月&先月のコミット紹介。数が多いので、これは!と思ったものだけピックアップ。(にしても多い!)

  • FlaProfiler
    • FlexBuilderなしでプロファイルをチェックできる!
    • Flashユーザのための
    • メモリ状況とか?

かなり良さそうなのだが、libspark.orgにはsvnしかあがっていない様子→http://www.libspark.org/browser/as3/FlaProfiler/trunk?rev=2267

  • FFTutil
    • 2^n個のデータをFFT出来る
  • Exif
    • JPEGファイルのExif情報が取得できる
  • Next
    • 非同期処理を簡素にするためのライブラリ
    • 書き方が特徴的で、N.load("Image.png").then = ..;

非同期処理ライブラリ、何か使い慣れておきたいところ、と思い始めました。

ちょうど最近、似たようなことやっていたのですが、それは近々このblogにアップします。

この話を聞いてるだけでテンションが上がってくる。
(2009-03-04更新)yossyさんのスライドがアップされました→PDF

MAXレポートの裏側 by atsunosukeさん

flabaka.comの中の人、atsunosukeさんの発表。
この前のMAX 2009のレポートの裏話です。そのレポートというのが以下のもの。

なかなかおもしろい。
で、このレポートを書くときに考えたこととかを発表されました。
まず、どんなレポートがいいか考える。つまり「リサーチ」。
すると、時系列でまじめな文章が多いコトが分かり、それとは違う方向で書くことにした。
こんな具合で、次に「ターゲットを定める」「表現方法を検討」と非常にマーケティング的に考えてこのレポートを書かれたことが分かりました。
最後にSpark projectについても改善提案もされて、ちょっといつものSparkとは違う雰囲気でありながら、何か共感を得るような内容。
自分もこのblogをどうにかしようかと一瞬考えたが、文章に芸がないのでやっぱりやめよう、と0.03秒で考え直した。
flabakaさんのこの発表関連エントリはこちらスライドも公開されています。

SVG on AS by nutsuさん

続いては、SVGに関するnutsuさんの発表。
最近のブラウザはSVG対応している、DOM+JavaScriptSVGを操作できる、という話で、SVGは枯れている技術だからこそいろいろ使いやすいよ。過去のSpark勉強会でもちょっと触れられているし、という導入。
Processingも1.0になってSVGの描画に対応したので、FrocessingもSVGに対応したという。
そう、nutsuさんはFrocessingの中の人なのです。
ビューアと言うより素材利用のために実装し始めて、いくつかの基本機能を実装したとのこと。
その後は、実際にActionScriptコードを書きつつ見せてくれた。地味だけどこういうライブコーディングを絡めたプレゼンはおもしろい。
この話を聞いていると、グラフィックス素材をXMLで持っておけるのはいろいろな可能性があるように見えてきた。特に、Illustratorとの連携を考えると、いろいろな可能性があると思える。
最後のデモも、いかにもProcessingという感じがあり、なかなかかっこいい感じで、正直、SVG好きになりました!
おもしろかったです!

自前で3Dした話 by dokeさん

KAYACのdokeさんの発表。
勉強会に参加しても、自分でやらないと、本当には分からないよ、という話から始まったり、自分で何か作るべき、ということで、3Dを基本からつくってみた話。
FlashPlayer10なら、Matrix3Dがあるので、実際の計算部分は考えなくて良い、と言っていたが、なんだかなぁ。
ちなみに、Wonderflは、仕組みとしては、Flex3.2をサーバに置いているらしい。

女子的Flashデザイン by knuckleさん

さらにKAYACの中野さんの発表
まず、"Progression"使ってみた、とう話。BATHTOLOGYというサイトでProgression使ってみた感想の話。作ったサイトを見つつちょっとした要求を思い出したように言うだけ。
次の「「かわいい」とは」という話では、例を挙げて、「かわいい」「きれい」「かっこいい」の評価付けをしていた。だらだらとサイトを見続けて終わり。
うーん、Spark Projectの勉強会では、別に技術的な話ばかりをして欲しい訳じゃないのだが、なんか違うような気がした。最後にはFLASHer女子集まれ!的なことを言ってた。

BetweenAS3 Preview by yossyさん

BetweenAS3という制作中のトゥイーンライブラリの話。

「いろいろトゥイーンライブラリがあるが、「調べていたら作りたくなった!」」とのこと。この感覚はいいなぁ。
Tweenerで出来ることは出来るようになる予定で、速度、メモリ使用量も、TweenMaxは確実に超え、現在催促と言われているTweensyも超えたい、とすごい意気込み。
しかし、意気込みだけではなく、Tweensy付属のプロファイラで見る限り、現在Tweensyより高速且つ省メモリで動作しているとのこと!
エフェクトというか処理関数は、(rubyが好きなプログラマとしては)ドットシンタックスでつなげていきたい、と思った。でも結構設計が変わりそうなので、声高らかにチケットに書かず、こっそりとここにメモ。と思ったけど、やっぱり欲しい機能なので、ticketに書いてみた→(http://www.libspark.org/ticket/63
例えば、今では、

BetweenAS3.reverse(Between.slice(t, 0.9, 1.0)).play();

となっているがこれをこうしたい、という話。

t.slice(0.9, 1.0).reverse().play();

まだ実装していない機能もいろいろあるようで、速度を落とさないように実装するのが大変そうです。がんばってください!
(2009-03-04更新)yossyさんのスライドがアップされました→PDF