うちの社長は、なぜ「ああ」なのか
「うちの社長は、なぜ「ああ」なのか」のプレゼント企画に応募したら当選した!
ちょっと前に届いていて読み終わっていたのですが、仕事の関係でなかなか感想が書けずにいました。ただで入手した本書、簡単で申し訳ないのですが、お礼がてら感想を書かせていただきます。
- 作者: 石原明
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2008/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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中小企業の問題
この本で言う「社長」とは、中小企業の社長が対象。ちょっとネットで調べてみたら、日本の企業のうち99.7%が中小企業らしい(「中小企業白書 2004年度版」より)
その多くの会社である中小企業のが、何かの問題で行き詰まってしまった場合、その問題のほとんどはその社長の問題であることが多い、という著者の言い分。そして経営コンサルタントである著者の経験を元にその問題を5つに分類し、その分類それぞれの対処例が載っている。
5つのパターン
5つのパターンとその対処例の概要は目次で分かり、帯にも書かれているのでここに引用してみる。
1章 「他者不信型」社長は愛に目覚めなければならない
2章 「振り回され型」社長は格闘家にならなければならない
3章 「目先没頭型」社長は仕事を忘れなければならない
4章 「振り回し型」社長は部下にマネジメントしてもらわなければならない
5章 「リスク回避型」社長はお金を使わなければならない
6章 「中小企業病」を克服するための処方箋
最初の5章でそれぞれのタイプの事例を挙げ、最後の章でまとめており、また、自己診断シートもある。ちなみに私は少々「目先没頭型」であるらしい。
まずアクション!
結局自分で考え努力してもその方向が間違っていたから失敗を続けてしまうわけで、そのもとを変化させるには考えるよりも行動が大事、ということなのだ。
考えてから行動出来る、と信じているから失敗ループに入るわけで、このシートか著者のようなコンサルか、身近な第三者かの誰かにとるべき行動を提案してもらい、それを無条件で行い、思考に変化を起こす、というのが本書のポイントである。
つまり、「パラダイム転換は想定外の行動によって起こる」という文章にヒントが詰まっている。
自分で考えて行動してそれでだめだったときの次のステップの話でもあるので、まずそのステップにたつことも重要。
なんだか最近ハマってるなぁ、と思ったときには、社長じゃなくても、自分で読むか、自分に近い人に読んでもらうと何か次のアクションが見つかるかもしれない。